
最近手帳って使ってる? もうスマホで全部済むし、いらなくない?



そう思ってたけどさ、実は最近また手帳使い始めたんだよね。
やっぱりあると便利な瞬間って結構あるよ。



えっ、ホントに? 意外…詳しく聞きたいかも。
スマートフォンやPCの進化によって、スケジュール管理やタスク管理はほとんどがデジタルで済むようになりました。
だからこそ紙の手帳ってもういらないのではと感じる社会人も多いはずです。
ですが、いざ仕事をしていると、手帳があったら助かったのにと感じる場面に遭遇することがあります。
実際に、デジタル派の人でも紙の手帳に戻ってくるケースは少なくありません。
この記事では、「社会人に手帳は本当にいらないのか?」という疑問に対して、デジタル派の人が思わず納得してしまう「手帳が必要だと感じる瞬間」を5つ紹介します。
あわせて、デジタルツールと手帳の上手な使い分け方もまとめました。
あなたの働き方にぴったりなスタイルを見つけるヒントになれば幸いです。
- デジタルツールだけでは対応しきれない場面があること
- 手帳が仕事の印象や効率に影響を与えること
- デジタルツールと紙の手帳を併用するメリット
- 手帳は完璧に使いこなさなくても役立つこと
社会人に手帳はいらない?デジタル派でも手帳が必要と感じる瞬間5選


- クライアントや上司の前でメモを取るとき
- スマホやPCのバッテリーが切れたとき
- 紙に書いたほうが手っ取り早いと感じたとき
- デジタルツールのリマインダーやタスク管理が煩雑になるとき
- 仕事とプライベートのスケジュールを直感的に分けたいとき
- 【補足】紙の手帳をやめたけど紙の手帳に戻したという人も意外と多い!
デジタルツールが進化し、スマホやPCでスケジュール管理ができる今、「紙の手帳なんてもう不要では?」と思う人も多いかもしれません。
しかし、デジタル管理を続けていると「やっぱり手帳があったほうが便利だ…」と気づく場面が出てきます。
実際、仕事がデキる人ほどデジタルと紙の手帳を併用しているのです。
ここでは、デジタル派の人が「やっぱり手帳が必要だった!」と実感する瞬間を5つ紹介します。


クライアントや上司の前でメモを取るとき
自分は業務上営業の方と話す機会がよくあるのですが、デジタルツールよりも手帳でメモを取る方が信頼感が増す感じがするんです。
ビジネスシーンでは、聞く姿勢が相手の印象を大きく左右します。
特に、クライアントや上司の前でスマートフォンをいじっていると、「この人、本当に話を聞いているのかな?」と不信感を抱かれてしまうことがあります。
クライアントや上司がデジタルツールでメモをする習慣がない場合は特にその傾向が強いです。
また、スマートフォンやPCでは相手から何をしているのかがわからないので、他の作業をしていると誤解されてしまうことも多いです。
手書きのメモであれば、話の内容を書き留めていることが相手にもわかるので、ちゃんと話を聞いてくれていると好印象を与えることにつながります。
私も職業柄、営業の方とお話しすることが多いですが、資料などを見せながら話をするときはiPadやPCを使って、その場で出た内容のメモは手帳にしている方が多いです。
スマホやPCのバッテリーが切れたとき
手帳があれば電源がなくてもスケジュールやタスクを確認することができます。
デジタル管理の大きな弱点はバッテリー切れです。
モバイルバッテリーがあればいいですが、出張中や移動中、会議中にバッテリーが切れてしまうと使えなくなってしまうというメリットがあります。
手帳であればバッテリーは不要ですので、そのような心配は必要ありません。
特に重要な会議や商談では、バッテリー切れなどを気にせずメモを取れる方が話の内容に集中できるので安心です。
いざというときのために、手帳もしっかり準備しておきましょう。
紙に書いたほうが手っ取り早いと感じたとき
手を動かして書くことで、アイデアが浮かびやすくなります。
脳科学的にも手書きで書くと記憶が定着しやすいという研究があるくらいです。
手書きをすると、脳が活性化し、考えを整理しやすくなります。
目標設定やブレインストーミングは、紙に書くことでより明確になるのです。
実際に多くの成功者が紙に書くことの大切さを語っていますし、脳科学的にも手書きで書くと記憶が定着しやすいという研究結果が発表されています。
デジタルツールは素早い入力には向いていますが、考えを深めたり整理するには紙の方が効果的です。
手書きで書くと記憶が定着しやすいという内容についての詳細は下記のサイトを参照してください。
PRESIDENT Online「10分間散歩した後、誰かに教えるつもりで、手書きでノートにまとめると、絶対に忘れない」
デジタルツールのリマインダーやタスク管理が煩雑になるとき
手帳を使うことで、タスクをもっとシンプルに管理することができます。
デジタルツールは便利な面もありますが、タスク管理アプリを使い過ぎるとどこに何を書いたかわからなくなってしまうという事態になりがちです。
アプリをひとつにまとめて管理できればいいのですが、複数のアプリを使っている場合逆に管理が煩雑になってしまいます。
手帳であれば、今日やることを全て1ページに網羅することができて、一目で確認することができます。
また、個人的なおすすめは手書きのチェックリストを使うこと。
タスクが完了する度に赤ペンでそのタスクに線を引きます。
線を引くときと、線を全て引き終わったチェックリストを見るときに今日もやり遂げたという心地より達成感を感じることができますよ。
仕事とプライベートのスケジュールを直感的に分けたいとき
手帳であれば、仕事とプライベートの予定を簡単に区別できます。
スマートフォンのアプリ等では、仕事の予定とプライベートの予定との境界が曖昧になりがちです。
色分けをして使っている方も多いかと思いますが、パッと見わかりにくくてイラッとしたことありませんか?
手帳であれば仕事用とプライベート用のページを明確に分けて使ったり、手帳自体をそれぞれに分けてしまうという使い方もできます。
ちなみに私は、仕事では主に手帳を使い、プライベートでは主にスマートフォンのアプリを使っています。
こうすると仕事とプライベートできっちりメリハリをつけることができますよ。
【補足】紙の手帳をやめたけど紙の手帳に戻したという人も意外と多い!
ここまで手帳があったらと思う瞬間で主だったものを5つあげてみました。
デジタルで十分と思っていても、手帳があれば助かる場面がたくさんあります。
デジタルも便利なところがたくさんあるので、スマートフォンやタブレットが普及してそちらに移行した方も多いと思いますが、実際やってみて紙に戻ってきた人も多いそうです。
上記で紹介した理由で紙を使うようにした方も多いですが、他にもこのような理由で紙に戻ってきた人もいます。
- デジタルツールだと目が疲れやすい
- いろんな通知が入ってくるのがウザい
- 作業中にWebサイトやゲームアプリに手が伸びてしまう
デジタルツールは何でもできる万能選手ですが、万能であるがゆえに出てくるデメリットもあるようです。
お互いのいいところを上手に使い分けるのが最適解と言えるのではないでしょうか。
手帳はいらないと考える社会人に伝えたいデジタルとの併用が最強の理由


- 紙の手帳もデジタルツールもどっちも使うことをおすすめする理由
- 手帳とデジタルツールを上手に併用する方法
- 手帳はいらないと思う社会人からよくある質問とその答え
紙の手帳もデジタルツールもどっちも使うことをおすすめする理由
ここまで読んで、手帳なんかいらないと思っていた人の中に「手帳も意外と便利かも!」と感じてくれた方がいるかもしれません。
確かに、デジタルツールは効率的で便利です。
しかし、実際にはデジタルだけではカバーしきれない場面があり、手帳を活用することで仕事の生産性が上がることがわかりました。
では、どのようにデジタルと手帳を使い分けるのがベストなのでしょうか?
ここでは、デジタル派の人にも納得してもらえる「手帳の活用ポイント」と、実践しやすい併用方法をまとめます。


手帳はいらないと感じる理由
手帳がいらないと思うのは、使い方がわからなかったり活用できていないケースが多いです。
- 手帳に何を書いたらいいかわからない
- 書くことが見つからず白紙の部分が目立ってしまい手帳を活かせていないとヘコむ
手帳を使っていない人ほど、このような不安を抱えているようです。
あなたが今使っているスマートフォン、全ての機能を使いこなせていますか?
ほとんどの人がスマートフォンの持つ機能の一部を使っているだけではないでしょうか。
紙の手帳も同じでいいんです。
手帳の全てに何かを書き込まなければいけないという発想が間違っています。
手帳もスマートフォンと同じく一部の機能だけ使うだけでもいいのです。
マンスリーカレンダーのページに予定だけ入れて、あとのページは白紙。
これでも全然かまいません。
「あっ、これメモっとこ」「これ記録しておこう」と思ったときに別のページを使えばいいんです。
これが私が思う手帳との正しい付き合い方。
手帳はいらないのではなく、正しく使うことで大きなメリットを得ることができるのです。
デジタルツールだけで損をする理由
これまで述べてきたとおり、デジタルツールは便利なところはたくさんありますが、直感的な管理や思考の整理にはむいていません。
デジタルツールは、瞬時に予定を記録したりリマインダー設定したりするのには便利です。
でも、タスクの優先度を考えたり、目標の整理をしたりするときは手書きの方がやりやすい場合が多いです。
手書きのメモは、アイデアを広げたり、頭の中を整理するのに最適なのは先に述べたとおり。
デジタルのデメリットを補うために手帳を活用してはいかがでしょうか。
手帳とデジタルツールを使い分けるのが最強!
紙の手帳とデジタルツールの役割を明確に分けて使うと、作業効率があがります。
デジタルを使った方がいいとか、紙の手帳を使った方がいいとか、そういう話ではなく、それぞれの強みを活かして両方使うのがベストな使い方です。
たとえば、デジタルは即時管理、手帳は思考整理という使い分けが考えられます。
予定管理はGoogleカレンダーなどのデジタルツールを活用して、手帳にはその日のタスクやメモを書く。
リマインダー設定しておけば予定を忘れたり遅刻をしたりすることが防げます。
目標や振り返りは手帳に記録することで、モチベーション維持にも役立ちます。
このように、手帳とデジタルツールはそれぞれ役割を明確に分けて使ってみてください。
手帳とデジタルツールを上手に併用する方法
上記で触れた手帳とデジタルツールを併用する方法についてもう少し深掘りして、実際どのように使い分けているのかを見ていきましょう。
「手帳派」か「デジタル派」かを迷うのではなく、それぞれのメリットを活かして併用すると仕事がスムーズに進むことが多いのです。
ここでは、手帳とデジタルツールの効果的な使い分け方法をまとめていきます。


スケジュール管理はデジタル、思考整理やタスク管理は手帳
これは上記でも少し述べましたが、スケジュールはデジタルで、日々のメモやタスクは手帳に書くのが最適です。
デジタルカレンダーは、リマインダー機能や共有機能があるため、予定管理には圧倒的に便利です。
Googleカレンダーを使えば、リマインダー通知もしてくれるし、予定の変更か簡単でひとつのデバイスで予定を変更すれば、他のデバイスでもそれが瞬時に反映されます。
チームでひとつのカレンダーを使用することもできるので、チーム内の人が今何をしているのか、どんな予定が入っているかも共有することが可能です。
一方、手帳は思考の整理やタスク管理に向いています。
タスクは手書きする方がいいのは、デジタルツールに比べてゆっくり書けるから。
手書きはどうしても時間がかかるのですが、その時間が思考を巡らせるチャンス。
タスクを書きながら何を優先すべきか、何に気をつけたらいいかを考えながらメモできるのです。
チームで共有する予定はデジタル、個人の管理は手帳
仕事の予定はデジタルで共有、個人の予定は仕事で管理するのも効率が良いです。
上でも述べたとおり、デジタルカレンダーはチームでスケジュールを共有するのに最適です。
ただし、個人の予定や細かいタスクは自由度が高いという理由で手帳をおすすめします。
仕事の予定はデジタルで共有し、プライベートやメモは手帳で管理することで、公私のバランスも取りやすくなりますよ。
先ほど、私は仕事では手帳、プライベートではアプリを使っているというお話をしました。
私の場合は、チームというより単独で動くことが多いので、予定を共有するということをしていません。
なので、役割を逆にした方が私的には使いやすいのです。
ご自身の状況に合わせて、役割を決めて使ってみてください。
長期目標やライフプランは手帳に書くと達成しやすい
ハーバード大学の調査によると、目標は紙に書くことで達成しやすくなるそうです。
デジタルのメモに保存するだけでは意識しづらいですが、手帳に書いておけば、日々の振り返りもしやすくなるし、目標を忘れずに意識することができるのです。
私の場合は、年間目標、毎月の目標、毎週の目標と3つの目標を設定して、年間目標は手帳のフリーページに、毎月の目標はマンスリーカレンダーのページに、毎週の目標はウィークリーカレンダーのページに書くようにしています。
手帳は毎日何度か開くので、その度に目標を目にすることになります。
常に目標を意識することになるので、その目標を達成するために何をするかを常に考えながら毎日を過ごすようになりました。
正直なところ、ちょっとしんどい部分もあるのですが、明るい未来をモチベーションにしてコツコツ続けています。
ハーバード大学の目標に関する調査についてはこちらのサイトを参照してください。
STUDY HACKER 「目標を紙に書くと年収が10倍になる!?」ハーバード大学の調査で明らかに」
手帳はいらないと思う社会人からよくある質問とその答え
最後に手帳はいらない派の社会人へ向けたメッセージ
ここまでの内容を箇条書きでまとめます。
- デジタル管理は便利だが、クライアント対応やバッテリー切れなど、手帳があれば助かる場面が多く存在するため、完全に不要とは言えない。
- 手帳を使うことで、思考の整理やタスクの優先順位付けがしやすくなり、仕事の効率や生産性を向上させる効果が期待できる。
- 仕事の予定やチームとの共有はデジタル、個人の目標やメモは手帳といった使い分けをすることで、管理がシンプルになり負担が減る。
- 手帳に目標や振り返りを記録することで、モチベーションを維持しやすくなり、長期的な目標達成率も向上する可能性が高まる。
- 「手帳はいらない」ではなく、デジタルと併用することで、それぞれのメリットを活かしながら、よりスマートに仕事を管理できる。
デジタルツールが当たり前になった今でも、やっぱり手帳があった方がいいと感じる瞬間は意外と多いものです。
クライアントとのやり取りや思考の整理、バッテリー切れの場面など、紙の手帳の方が便利な場面は結構多いんですよね。
大切なのは「デジタルか手帳か」を選ぶことではなく、それぞれの特性を理解して使い分けること。
手帳のすべてを埋める必要も、完璧に使いこなす必要もありません。
自分にとって心地よいバランスを見つけることで、日々の仕事や暮らしはもっとスムーズになります。
まずは気軽に、手帳を1ページ開いてみてはいかがでしょうか。



