
読書を始めたいなとは思っているんだけど、昔からどうも苦手でなかなか続かないんだよね…。



すごくよく分かるよ。僕も子供の頃から本を読むのが苦手で、それが理由で大人になった今もすっかり読書嫌いになったままだなあ。
面白いおすすめ小説とかあれば読んでみたい気持ちはあるんだけど。



だよね!読書が苦手な人の特徴って何かあるのかな。うちらみたいな初心者、特に時間がない社会人でも気軽に手に取れる本とか、そもそも本が苦手な人でも読みやすい本の選び方とか知りたいよね。



うんうん。周りでスラスラ本を読む人を見ると、いつもうらやましく思うんだよね。もっと気軽に読書を楽しめるようになったら世界が一気に広がるかもしれないな。
「読書が苦手で、本を読もうとしてもなかなか集中できない」「大人になってから読書から遠ざかってしまったけれど、本当は読書を楽しみたい」そんな風に感じている方はいらっしゃいませんか。
子供の頃に本を読むのが苦手だった経験から、読書嫌いになったと感じている方もいるかもしれません。
また、読書が苦手な人の特徴として、何から読めば良いか分からない、というお悩みもよく聞かれます。
特に初心者の方、あるいは忙しい社会人の方にとっては、本が苦手な人でも楽しめるおすすめ小説や、その選び方、読み進めるための理由が気になるところではないでしょうか。
この記事では、そんな読書への苦手意識を抱える大人の方々に向けて、読書のハードルを下げ、楽しみながらページをめくることができるような本や、読書との新しい付き合い方をまとめています。
- 読書が苦手だと感じる主な理由や共通する特徴
- 子供時代の経験が読書嫌いにどう影響するか
- 読書習慣がある人の特徴と読書を始めるヒント
- 苦手意識を克服し読書を楽しむための具体的な方法やおすすめの本
読書が苦手な大人は本が嫌いでも読める本から入るのがおすすめ


- 読書が苦手だと感じる理由
- 読書が苦手な人の特徴
- 多くの人が読書嫌いになったと感じるきっかけ
- 子供の頃に本を読むのが苦手だったなら
- 本を読む人の特徴と習慣
読書が苦手だと感じる理由


読書に対して苦手意識を感じてしまうのには、いくつかのよくある理由が考えられます。
人それぞれ原因は異なりますが、ご自身に当てはまるものがないか、少し振り返ってみるのも良いかもしれません。
まず一つ目として、集中力が続かないという点が挙げられます。
現代社会は情報にあふれており、スマートフォンやインターネットなど、手軽で刺激的なエンターテイメントが身近にあります。
そのため、じっくりと文字を追い、物語や情報を理解していく読書という行為に、なかなか集中力を維持できないと感じる方がいらっしゃるようです。
特に、普段から短い動画やSNSの投稿など、テンポの速い情報に触れる機会が多いと、読書のゆったりとしたペースに戸惑うことがあるかもしれません。



スピードを要求される場面が多い現代社会ではじっくり文章を読む機会が減るのも無理ないですよね。
二つ目に、自分に合った本を見つけられないという問題があります。
世の中には無数の本が存在しますが、その中から自分の興味や読書レベルに合った一冊を選び出すのは、特に読書初心者の方にとっては難しい作業です。
話題になっているからといって手に取った本が、専門的すぎたり、文体が合わなかったりすると、読書そのものに対する苦手意識を強めてしまう可能性があります。
どのような本が読みやすいのか、どうやって探せば良いのか分からないという声も少なくありません。



自分に合った本を誰かに選んでほしいという方はこんなサービスを使ってみると良いかもしれません。
いわた書店 一万円選書
私も一度選んでもらったことがありますが、自分で書店に行ったら絶対手に取らない本ばかりで面白かったです。
その時の自分の心境にピッタリの本を選んでもらえるのも嬉しいポイントです。
三つ目として、読書に対して「難しいもの」「時間がかかるもの」という先入観を持っているケースです。
学校の授業で読んだ文学作品を難しく感じたり、読書感想文の宿題にプレッシャーを感じたりなど、無意識のうちに読書へのハードルを上げてしまっていることも考えられます。
また、一冊を読み終えるまでに時間がかかることへの抵抗感や、忙しい日々の中でまとまった読書時間を確保できないという現実的な問題も、苦手意識につながることがあります。
そして四つ目に、文字を読むこと自体への疲労感です。
長時間活字を追い続けることに慣れていないと、目が疲れたり、内容が頭に入ってこなかったりすることがあります。
特に、普段あまり文字を読む習慣がない方にとっては、読書は骨の折れる作業だと感じられるかもしれません。
これらの理由は、決してあなた一人が感じているものではありません。
多くの方が同様の壁に直面し、読書から遠ざかってしまっているのです。
しかし、これらの理由一つ一つに対して、少し工夫をしたり、考え方を変えたりすることで、読書への苦手意識が薄くなっていく可能性があります。
読書が苦手な人の特徴


読書が苦手だと感じる方々には、いくつかの共通した特徴が見られることがあります。
ご自身がこれらに当てはまるかどうかを確認することで、苦手意識を克服するためのヒントが見つかるかもしれません。
まず、読書を「勉強」や「義務」のように捉えてしまう傾向があるようです。
本を読むことは知識を得たり、教養を深めたりする側面も確かにありますが、それだけが読書の目的ではありません。
物語の世界に浸って楽しんだり、新しい視点に触れて感動したりすることも読書の大きな魅力です。
しかし、何かを学ばなければならない、役に立つ情報を得なければならない、と気負ってしまうと純粋に読書を楽しむことが難しくなってしまいます。



読書には娯楽の側面もあると言うことです。
次に、読むスピードを気にしすぎるという特徴も挙げられます。
最近、本は早く読んだ方がいい、速読できた方がいいという風潮がありますが、ホントにこれが正しいことなのでしょうか。
読書の目的は速く読むことではなく、内容を味わい、理解することだと私は考えます。
早く読めるに越したことはないですが、早く読むことにこだわる必要は全くありません。
自分のペースでじっくりと読むことが、結果的には読書を楽しむことになるからです。



早く読めたとしても何か残るものがなければそれは読んだことにはならないと思います。
また、途中で読むのをやめてしまうことに罪悪感を抱きやすいのも、読書が苦手な方によく見られる特徴かもしれません。
面白くないと感じたり、内容が合わないと感じたりしても、「一度読み始めたのだから最後まで読まなければ」と思い込んでしまうことがあります。
しかし、無理して読み続けることは苦痛でしかなく、ますます読書から遠ざかる原因になりかねません。
合わない本は途中でやめて、別の本に挑戦する柔軟さも時には大切です。



私も最初は全部読まないともったいないと思っていましたが、今は無理して読んでいる時間の方がもったいないという意識に変わりました。
さらに、本の内容を全て完璧に理解しようとしすぎる傾向も見受けられます。
特に難しい言葉や複雑な背景が出てくると、そこで立ち止まってしまい、先に進めなくなることがあります。
もちろん、深く理解しようとすることは素晴らしいことですが、最初から全てを把握できなくても問題ありません。
大まかな流れを掴むことを優先し、分からない部分は飛ばし読みしたり、後で調べたりするくらいの気楽さがあっても良いでしょう。



わからないところは一旦そのままにして先に進みましょう!
これらの特徴は、読書に対して真面目に向き合おうとする姿勢の表れとも言えます。
しかし、その真面目さがかえって自分を追い詰めてしまい、読書を苦しいものにしてしまっている可能性も考えられます。
少し肩の力を抜いて、もっと気軽に本と接してみることが、苦手意識を和らげる第一歩になるかもしれません。
多くの人が読書嫌いになったと感じるきっかけ


「読書嫌いになった」と感じるようになったきっかけは、人それぞれ異なるものですが、振り返ってみると、特定の時期や出来事が影響しているケースは少なくないようです。
あの頃の記憶を辿ることで、現在の苦手意識を解きほぐす手がかりが見つかるかもしれません。
多くの方にとって、学生時代の経験が「読書嫌い」の原体験となっていることがあります。
例えば、学校の課題として出された読書感想文が挙げられます。
自分の言葉で感想を表現することの難しさや、評価されることへのプレッシャーから、読書そのものにネガティブなイメージを抱いてしまったという方は少なくないでしょう。
無理に感動的な言葉を探したり、あらすじをなぞるだけで精一杯だったりした経験は、読書の楽しさを感じる余裕を奪ってしまったかもしれません。



「読書感想文」と「絵日記」
私の中で「夏休みのしんどい宿題ランキング」のトップ2です。
かなり苦労して文章をひねり出していたことを思い出します。
また、国語の授業で扱われる文学作品が、当時の自分にとっては難解すぎたり、興味を持てなかったりしたことも一因として考えられます。
古典文学の言葉遣いや、比喩表現の多い文章、あるいは登場人物の心情に共感できない物語など、理解が追いつかないまま授業が進んでいく中で、読書は「難しいもの」「つまらないもの」という印象が刷り込まれてしまった可能性があります。
先生から「この作品のテーマは何か」と問われても、ピンとこなかったという記憶を持つ方もいるのではないでしょうか。
さらに、周囲からの「読書は素晴らしいものだ」という無言の圧力や、読書量が多い同級生との比較なども、知らず知らずのうちにコンプレックスとなり、読書から遠ざかるきっかけになったことも考えられます。
本を読まないことに対して、どこか後ろめたさを感じてしまい、ますます読書へのハードルが上がってしまったというケースです。
家庭環境も影響することがあります。
例えば、親から「本を読みなさい」と強制された経験が、かえって反発心を生み、読書への意欲を削いでしまったという話も耳にします。
良かれと思っての言葉が、子供にとってはプレッシャーとなり、読書を楽しいものではなく、やらなければならない義務のように感じさせてしまうのです。
これらの記憶は、大人になった今でも、無意識のうちに読書に対する心の壁となっていることがあります。
しかし、大切なのは、あの頃の「読書」と、これから出会う「読書」は必ずしも同じではないということです。
過去のネガティブな経験を一度リセットし、新しい気持ちで本と向き合ってみることで、意外な発見や喜びが見つかるかもしれません。
子供の頃に本を読むのが苦手だったなら


子供の頃に本を読むのが苦手だったという経験は、大人になってからの読書習慣にも少なからず影響を与えることがあります。
あの頃の「苦手」が、今も心のどこかに残っていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
まず、子供の頃の読書環境が整っていなかった可能性が考えられます。
例えば、家にあまり本がなかったり、図書館に行く習慣がなかったりすると、本に触れる機会そのものが少なくなってしまいます。
また、周囲に読書を楽しむ大人がいなかった場合、読書が楽しいものだというイメージを持つことが難しかったかもしれません。
子供にとって、大人が楽しそうに本を読んでいる姿は、読書への興味を自然と育むきっかけになるものです。
読み聞かせの経験が少なかったことも、影響しているかもしれません。
絵本などを通じて、言葉の響きや物語の面白さを体験することは、その後の読書へのスムーズな移行を助けます。
親や先生に読んでもらったお話の世界に夢中になった記憶は、文字を自分で追うようになった時の大きなモチベーションとなるからです。
しかし、そのような経験が不足していると、自力で本を読むことへのハードルが高く感じられることがあります。
もし、子供の頃に本を読むのが苦手だったとしても、それは決してあなたのせいではありません。
様々な要因が複雑に絡み合って、結果的にそうなってしまったのかもしれないのです。
大切なのは、大人になった今、もう一度自分に合った方法で読書に挑戦してみることです。
子供の頃とは興味の対象も変わり、理解力も向上しているはずです。
あの頃とは違う、新しい読書体験があなたを待っているかもしれません。



我が家では幸いなことに、子どもを幼稚園に連れて行く道すがらに図書館があるので、帰りに寄って子どもと本を読んだり、本を借りて家で読み聞かせたりしています。
子どもも図書館に行くのを楽しみにしているので、楽しいと思っている間は続けてみようと思っています。
本を読む人の特徴と習慣


読書を習慣にしている人たちには、どのような特徴や共通点があるのでしょうか。
彼らの読書スタイルや考え方に触れることは、読書が苦手だと感じている方にとっても、新しい気づきやヒントを与えてくれるかもしれません。
まず、本を読む人は総じて知的好奇心が旺盛であると言えるでしょう。
新しい知識を得ることや、異なる価値観に触れることに対して積極的で、本を通じて自分の世界を広げることに喜びを感じています。
分からないことがあればすぐに調べたり、一つのテーマを深く掘り下げて考えたりすることを好む傾向があります。
この探求心が、自然と読書へと向かわせるのかもしれません。
次に、多様な視点を持つことの重要性を理解している点が挙げられます。
本を読むことで、自分とは異なる立場の人々の考え方や感情、文化や歴史に触れることができます。
これにより、物事を一面的な見方ではなく、多角的に捉える力が養われます。
複雑な問題に直面したときにも、様々な角度から解決策を模索しようとする柔軟な思考力を持っていることが多いようです。



普通に生活していたら考えもしないようなことに出会えるのが読書の魅力です。
また、本を読む人は、自分の内面と向き合う時間を持つことを大切にしている傾向があります。
読書は一人で行う静かな活動であり、自分自身の考えを深めたり、感情を整理したりする良い機会となります。
物語の登場人物に自分を重ね合わせたり、著者のメッセージから人生のヒントを得たりする中で、自己理解を深めていくのです。



自分と向き合う時間を作るのは大事だよというおはなしをこの記事「ひとりになれる場所と静かな個室の見つけ方とそんな場所が必要な理由」で書いているので、こちらも読んでもらえると嬉しいです。
あと、本を読む人は、読書のための時間を意識的に作っていることが多いです。
例えば、通勤時間や寝る前のわずかな時間を読書に充てたり、週末にまとまった時間を確保したりと、生活の中に読書を組み込む工夫をしています。
スマートフォンで手軽に読める電子書籍を活用したり、家事をしながら聴けるオーディオブックを利用したりと、自分に合ったスタイルで読書を楽しんでいます。



私は運転中にオーディオブックを使っています。とても便利です。
さらに、読んだ本の内容を誰かと共有したり感想を記録したりすることを習慣にしている人もいます。
友人や家族と読んだ本について語り合ったり、読書ノートをつけたりすることで、内容の理解を深め、記憶に定着させることができます。
また、他者の意見を聞くことで、新たな発見や解釈が生まれることもあり、それが次の読書へのモチベーションにもつながります。
これらの特徴や習慣は、特別な才能が必要なものではありません。
少し意識を変えたり、小さな工夫を積み重ねたりすることで、誰でも身につけていくことができるものです。
読書家のスタイルを参考にしながら、自分なりの読書との付き合い方を見つけていくのも良いかもしれません。
読書が苦手な大人でも本が嫌いでも読める本を選ぶのにおすすめの方法


- 女性も男性も関係なく読める!初心者にとって読みやすい本の選び方
- 本が苦手な社会人に送る「初心者のための読書術」
- ストーリーに没頭したいなら小説がおすすめ
- 無理なく続く!読書を習慣化するヒント
女性も男性も関係なく読める!初心者にとって読みやすい本の選び方


読書を始めたいけれど、どんな本を選べば良いか分からないという初心者の方に向けて、読みやすく、楽しめる本の選び方のポイントをいくつか挙げてみます。
まず、ご自身の興味や関心があるテーマから選んでみるのがおすすめです。
例えば、好きな映画やドラマの原作小説、趣味に関連するエッセイや実用書、あるいは憧れの人物の自伝など、少しでも「読んでみたい」と思えるものを選ぶと、自然とページをめくる手が動きやすくなります。



すでにある程度知識のあるジャンルから選んでみるといいですよ。
私は建築の仕事をしているせいか、建築会社や建築設計事務所が舞台の小説を読んでいると、業界あるあるみたいな話も出てくるので、本の世界に入りやすいと感じています。
無理に難しい文学作品に挑戦する必要はありません。
自分が純粋に楽しめるかどうかが、最初の本選びではとても大切です。
次に、文章量や文体も考慮に入れると良いでしょう。
読書に慣れていないうちは、あまりにも分厚い本や、専門用語が多い本、あるいは独特な文体の本は、途中で挫折してしまう原因になりかねません。
最初は、短編集やエッセイ集、あるいは会話文が多くてテンポの良い小説など、比較的短い時間で読み終えられるものや、平易な言葉で書かれているものを選ぶのが無難です。
書店で実際に手に取り、数ページ読んでみて、自分にとって読みやすいかどうかを確認するのも良い方法です。
また、表紙のデザインやイラスト、本のタイトルで直感的に惹かれるものを選ぶというのも、意外と良い出会いにつながることがあります。
「ジャケ買い」という言葉があるように、本の装丁もまた、その本の世界観を表す重要な要素の一つです。
心がときめくようなデザインの本であれば、読書へのモチベーションも高まるのではないでしょうか。
さらに、友人や家族、あるいはインターネット上のレビューなどで、おすすめしている本を参考にするのも有効な手段です。



ネット上のレビューは読書が好きな人得意な人がしていることが多いですが、読書が得意でない人が出すレビューがあったらなといつも思います。
レビューを参考にする上で気をつけたいことは、人の好みはそれぞれだということ。
あくまで参考程度に留め、最終的にはご自身が「これなら読めそう」「読んでみたい」と感じる本を選ぶことが肝心です。
そして、もし途中で「この本は合わないな」と感じたら、無理に読み進める必要はありません。
別の本に切り替える勇気も持ちましょう。
読書は楽しむためのものですから、自分を追い詰める必要はないのです。
気負いすることなく、あなたにとって心弾む一冊を探してみてください。
本が苦手な社会人に送る「初心者のための読書術」


忙しい毎日を送る社会人の方で、読書が苦手だけれど始めたい、あるいは再挑戦したいと考えている初心者の方へ、無理なく読書を生活に取り入れ、楽しむための読書術をいくつか提案します。
時間がないから、疲れているから、と諦めてしまう前に、ぜひ試してみてください。
まず、読書に対するハードルをできるだけ低く設定することがポイントです。
いきなり長編小説や難解な専門書に挑戦するのではなく、短時間で読み切れるものから始めてみましょう。
例えば、後ほど詳しく紹介しますが1話完結のショートショート集、数ページで構成されるエッセイ、あるいは図解やイラストが豊富なビジネス書などがおすすめです。
これなら、通勤時間や昼休み、寝る前のわずかな時間でも気軽に手に取ることができ、一冊読み終えたという達成感も得やすくなります。



とにかく最初から最後まで読み切る経験を積むことが大事!
次に、読む場所やタイミングを工夫することも有効です。
毎日決まった時間に読書タイムを設けるのが理想的かもしれませんが、忙しい社会人にとっては難しい場合もあるでしょう。
それならば、日常生活の「すきま時間」を読書に充てることを意識してみてはいかがでしょうか。
例えば、電車での移動中、ランチの待ち時間、会議が始まる前の数分間など、意外と細切れの時間は見つかるものです。
このような時間に備えて、常にカバンに薄い文庫本を入れておいたり、スマートフォンに電子書籍をダウンロードしておいたりすると便利です。
また、読む目的を明確にすることも、読書を続けるモチベーション維持につながります。
例えば、「この知識を仕事に活かしたい」「リラックスするために物語の世界に浸りたい」「新しい趣味を見つけるヒントが欲しい」など、具体的な目的意識を持つことで、読書への取り組み方が変わってきます。
目的がはっきりしていれば、本を選ぶ際にも迷いが少なくなり、より自分にとって価値のある読書体験ができるでしょう。



以前この記事「暇な時間がもったいないと感じる理由と上手に使うためのアイデア」でデータも出しましたが、1日のうちでスキマ時間で結構あるんですよ。
さらに、読書の際は「インプット」だけでなく「アウトプット」も意識してみましょう。
読んだ内容を誰かに話したり、簡単なメモを残したりすることも、読書を習慣化する上で効果的です。
人に話すことを前提に読むと、内容をより深く理解しようという意識が働きますし、実際に話すことで記憶にも残りやすくなります。
また、読書ノートに心に残った言葉や感想を書き出すことは、思考の整理にもつながり、読書の達成感を視覚的に確認することもできます。



アウトプットはスマホにメモしても良いのですが、以前この記事「書くことで脳に最高の刺激を!効果を引き出す書き方と注意点」で書いたようにノートに手書きすると記憶に残りやすいです。
そして何よりも大切なのは、完璧を目指してはいけないということ。
毎日必ず読まなければならない、一度読み始めたら最後まで読まなければならない、といった思い込みは捨てましょう。
疲れている日は無理せず休み、興味が持てない本は途中で読むのをやめても構いません。
読書は義務ではないのです。
あくまで自分自身のための楽しみであるということを忘れないでください。
肩の力を抜いて、自分のペースで本と付き合っていくことが、長く読書を続けるための秘訣と言えるでしょう。



私の場合、特にビジネス書は虫食い状態で読んでいることが多いです。
目次から気になる場所を見つけてそこだけ読んでる感じ。
ストーリーに没頭したいなら小説がおすすめ


読書が苦手な方でも、一度その魅力に気づくとぐっと引き込まれるのが小説の世界です。
特に、リズムの良い文章や、先が気になるストーリー展開、共感できる登場人物などがいると、ページをめくる手が止まらなくなることもあります。
ここでは、読書初心者の方でも比較的読みやすく、物語の世界に没頭しやすいおすすめの小説のジャンルや選び方のポイントをご紹介します。
まず、短編小説から始めてみるのはいかがでしょうか。
様々な作家の作品が収められたアンソロジーであれば、自分の好みの作風やテーマを見つけるきっかけにもなります。



短編小説も結構ボリュームありますよ・・・
そう感じる方には、短編小説よりさらに短いショートショートと呼ばれる小説をおすすめします。
ショートショートは原稿用紙10枚以下のボリュームで書かれた小説のこと。
星新一さんのショートショート
次に、会話文が多い作品や、テンポの良い展開の物語もおすすめです。
難しい言い回しや描写が少なく、登場人物たちの生き生きとした会話で物語が進んでいく作品は、まるでドラマや映画を見ているような感覚で読み進めることができます。
森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女
また、映画化やドラマ化された原作小説に挑戦してみるのも良い方法です。
既に映像でストーリーや登場人物を知っているため、内容を理解しやすく、原作ならではの細やかな心理描写や、映像では描かれなかったエピソードなどを楽しむことができます。
映像作品が好きだった方なら、より深く物語の世界を味わうことができるはずです。
映像化された小説だと上で紹介した「いわた書店 一万円選書」で選んでもらった吉田修一さんの『横道世之介
文章の書き方がわかりやすくて、話も理解しやすい小説でした。
4月○○とか5月○○といったように見出しが月ごとになっていて、各見出しのボリュームもそこまで多くないので見出しごとに読み進めれば、読んでで大変な感じはしないと思います。
ザ・青春といった感じの内容なので、この手のおはなしが好きな方にはおすすめの一冊です。



話の続きが気になってしまって気がついたらもう3ヶ月分くらい読んでたという感じで読んでました。
無理なく続く!読書を習慣化するヒント


読書を始めたものの、なかなか長続きしない、という悩みを持つ方は少なくありません。
しかし、いくつかの小さな工夫や心構えで、無理なく読書を生活の一部にしていくことは可能です。
ここでは、読書を習慣化するためのヒントをいくつかご紹介します。
まず、具体的な目標を立てることが有効ですが、その際は実現可能な小さな目標から始めることが肝心です。
「1日1ページだけ読む」「寝る前に10分だけ読む」「今週中にこの短編を読み終える」など、達成しやすい目標を設定しましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、読書へのモチベーションを維持しやすくなります。
いきなり高い目標を掲げてしまうと、達成できなかった時に挫折感を味わい、かえって読書から遠ざかってしまう可能性があります。
次に、読書する時間と場所をある程度決めておくのも良い方法です。
例えば、「通勤電車の中では必ず本を開く」「寝る前のリラックスタイムは読書の時間にする」「週末の午前中はカフェで読書する」など、生活のルーティンの中に読書を組み込んでしまうのです。
特定の時間や場所を読書と結びつけることで、意識しなくても自然と本を手に取る習慣が身につきやすくなります。
また、読書環境を整えることも習慣化を後押しします。
自宅に自分だけのお気に入りの読書スペースを作るのも素敵ですし、読みかけの本を常に手の届く場所に置いておくのも効果的です。
静かで落ち着ける場所、心地よい椅子、適切な照明など、自分がリラックスして読書に集中できる環境を工夫してみましょう。



習慣化についてはこの記事「習慣になるまでの期間ではなく習慣を作る仕組みを意識しよう」で詳細をまとめています。
読書が苦手な大人こそ本嫌いでも読める本から再び読書を始めることをおすすめします!
この記事では、読書が苦手な大人の方々が、その苦手意識を克服し、読書の楽しみを見つけるためのお手伝いができればと、様々な情報をお伝えしてきました。
最後にこの記事の重要なポイントをまとめます。
- 読書が苦手な理由には集中力、本の選び方、先入観、疲労感などがある
- 苦手な人の特徴として読書を義務と捉える、読む速さを気にするなどがある
- 途中で読むのをやめることに罪悪感を抱きやすいのも特徴の一つ
- 学生時代の読書感想文や難しい授業が読書嫌いのきっかけになることがある
- 周囲からの圧力や家庭環境も読書への苦手意識に影響する場合がある
- 子供の頃の読書環境や発達段階に合わない本も苦手意識の原因になり得る
- 本を読む人は知的好奇心が旺盛で多様な視点を持つ傾向がある
- 読書家は自分の内面と向き合う時間を大切にし時間を意識的に作っている
- 初心者の女性は興味のあるテーマや読みやすい文章量の本から選ぶと良い
- 社会人で読書が苦手な初心者は短時間で読める本やスキマ時間の活用が有効
- 読む目的を明確にし読んだ内容をアウトプットすることも習慣化に繋がる
- 小説は短編や会話文が多い作品、映像化された原作などが読みやすい
- 自分の好きなジャンルを選び試し読みをすることも大切
- 読書習慣化には小さな目標設定、時間と場所の固定化、環境整備が効果的
- 読書記録や感想の共有もモチベーション維持に役立つ
- 何よりも読書を楽しむ気持ちと自分のペースを大切にする
- 読書は人生を豊かにする素晴らしい習慣であり焦らず気負わず始められる
読書への苦手意識は、少しのきっかけや工夫で乗り越えることができます。
この記事でご紹介したヒントが、あなたと本との新しい関係を築くための一助となれば幸いです。
気になる一冊から、気軽にページをめくってみてください。
きっと、想像以上の素晴らしい世界があなたを待っているはずです!