朝活書写で心が整う?書写の効果やおすすめのノート・文房具にも迫ってみた

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朝活書写で心が整う?書写の効果やおすすめのノート・文房具にも迫ってみた

忙しい日々の中で、自己成長と心の安定を求めるあなたにおすすめしたいのが「朝活書写」です。

朝の静かな時間を利用して、好きな文章をノートに書き写すこの活動は、心を落ち着けるだけでなく、生活の質を高める効果があります。

この記事では、朝活書写のメリットややり方、さらにおすすめのノートや筆記用具、書写におすすめの文章等を詳しくご紹介します。

また、夜活書写についても触れながら、あなたのライフスタイルに合った書写の方法を提案します。

書写の魅力や長続きさせるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。

朝活書写で心が整う?書写の効果やおすすめのノート・文房具にも迫ってみた イントロ
この記事でわかること
  • 書写の概要とその魅力
  • 朝活書写・夜活書写のメリットと効果
  • 書写におすすめのノートや万年筆
  • 朝活書写の具体的なやり方と長続きさせるコツ
目次

朝活書写の魅力とノートに書くことをおすすめする理由

朝活書写の魅力とノートに書くことをおすすめする理由
  • 朝活書写とは?
  • 書写で得られるメリットと効果
  • 初心者向け 書写のやり方と長続きさせるためのコツ
  • 「夜活書写」もアリ!

朝活書写とは?

解説するまでもありませんが、一応まとめておきます。

朝活書写とは、朝の時間を使ってお題の文章を紙に書き写す活動のことです。

お題の文章は何でもOK。

ポエムでも短歌でも、好きな作家さんの本でも、文章であれば何でもかまいません。

その文章をノートにただひたすら書く作業です。

ここでこんな疑問を持たれた方も少なくないと思います。

朝活書写とは?

「こんなことを何のためにやるの?」

「何で朝やるの?」

自分も最初はそう思いました。

これがやってみると意外や意外、いろいろな効果を体感することができるんです。

まず、なぜ朝やるのかについてですが、朝は睡眠から目覚めて脳が一番スッキリとした状態になっているからなんです。

朝の時間の有効性についてはこちらの記事にまとめてあるので、こちらも読んでもらえるとうれしいです。

次に、何のためにやるのかについてですが、書写にはいろいろなメリットがあるからです。

さらに面白いのが、何を意識して書写を行うかによって得られる効果が全く違うんですよ。

ここからは書写のメリットと効果的なやり方について詳しく話を進めていきます。

書写で得られるメリットと効果

前述の通り、朝活書写には多くのメリットがあり、自分もそれを体感しています。

精神科医の樺沢紫苑さんが自身のYouTubeチャンネルで書写のメリットについて以下の二つをあげています。

マインドフルネスの状態に入れる

動画では写経を例に挙げていましたが、書写をしているときは一心不乱に文字を書き写すという作業に集中している状態、つまり、他の雑念が入ってこない状態になっているのです。

その状態は瞑想している状態に近い状態といえます。

瞑想の効果については以下の通りです。

マインドフルネスの状態に入れる

マインドフルネスめい想は、脳を活性化させ、ストレスをたまりにくくしたり、仕事のパフォーマンスを上げる効果があり、医学やビジネスの世界で大きな注目を集めています。IT企業を中心に、マインドフルネスめい想を社員研修に取り入れる会社も増えています。

NHK 健康チャンネル 「マインドフルネス」とは?めい想の方法・効果と「呼吸のめい想」のやり方より引用

このように瞑想には精神を安定させる効果があることが知られています。

書写を行うことで一種の瞑想状態に入ることができ、心の状態を整えることができます。

これを行うときの注意点として、文章の意味を考えずに行うことが重要です。

文章の意味を考えてしまうと一心不乱な状態を作り出すことができないからです。

何も考えずにひたすらそこにある文字を書き写しましょう。

文章力がアップする

逆に、文章の内容や書き方について考えながら書写すると、マインドフルネスの効果を得ることはできませんが、文章力を上げることができます。

試しに、自分の好きな本を書写してみてください。

その時に、なぜ上手な文章なのか、なぜこの文章は読みやすいか等、考えながら一字一句書き写してみましょう。

知識ゼロの状態から上手な文章を書くのは難しいですが、このような書写をすることで、文章の構造がだんだんと見えてきて、文章を書くためのヒントを見つけることができるのです。

文章力がアップする

最高の精読ができる

STUDY HACKERでこのような記事を見つけました。

「たくさん本を読んでも、知識を身につけた実感がない」
「速さだけを重視した読書では、内容を理解できない」

このように、読書を成長の糧にできていないと感じる人は、1冊の本をじっくりと読む「精読」を試してみるといいかもしれません。今回は、筆者が精読を実践した結果とその効果をレポートします。

精読で最も効果があるのは「書き写し」

明治大学文学部教授の齋藤孝氏によると、精読には「音読する」「本に書き込む」「書き写しをする」の3つの方法があるそう。なかでも「書き写し」は、精読の最たるものだと実践を推奨しています。

さらに脳神経外科医の築山節氏も、脳科学の観点から、書き写しは本の内容を正しく認識するのに非常に役立つと説きます。その理由はふたつ。

ひとつは、インプットとアウトプットの繰り返しによって記憶を強化できるからです。
もうひとつの理由は、誤読を防ぐことができるから

STUDY HACKER “知の巨人” がすすめる「書き写し精読」の効果がすごい。確実に読書を成長の糧にできる!より抜粋

本を書き写すことは、読んだ文字を書くというインプット作業とアウトプット作業を、ある程度ゆっくりしたスピードで同時に行うことだと言えます。

このインプットとアウトプットの繰り返しにより、本から得た知識を自分の記憶にしっかりと刻み込むことができるのです。

字がキレイになる

「習字」も一種の書写ですよね。

お手本がどのようになっているかを観察して、それを真似してその通りコピーする。

自分も子どもの頃に教室に通いましたが、終わって帰る頃には疲れてくたくただったことを思い出します。

それだけ集中して書いていたということですよね。

普段の書写でも、書き写しているお手本を見ながら、ゆっくり丁寧に文字を書き写してみてください。

字がキレイになる

作品レベルで本格的に上手な字を書こうとするなら習字教室に通う必要がありますが、丁寧に書写するだけでも、読みやすい文字を書くことは十分にできますよ。

初心者向け 書写のやり方と長続きさせるためのコツ

さて、ここからは具体的に書写のやり方について述べていきます。

といっても、やり方はとてもシンプルです。

書写したい文章を用意して、ノートを開き、文章を書き写す。

これだけです。

やり方としては非常に簡単ですが、長続きするためのコツをあげてみます。

お気に入りのノートとペンを使う

書写に使うノートとペンは何を使ってもかまいませんが、お気に入りのものを使ってみてください。

お気に入りの文房具は使っていてモチベーションが高まります。

書いていて楽しいと思えることが書写を長続きさせるコツの一つです。

このノートとペンについては後ほど詳しく掘り下げます。

お気に入りのノートとペンを使う

本を書写するときはブックスタンドを使う

本を書写するときはブックスタンドがあるとおすすめです。

ブックスタンドがあると本を開いた状態にしたままにできるからです。

本によっては開いたままの状態にしておくのが難しい本があって、そんな本を片手で押さえながら書写をすると、その煩わしさから意識が向いてしまい、書写に集中できなく恐れがあります。

一度使ってみるとその便利さが実感できますよ。

お気に入りの文章を書写する

書写する文章は自分が好きな文章の一文や、心に響いた詩など、何でもかまいません。

ですが、必ず気に入った文章、これはぜひ書き写したい、自分の心にとどめておきたいと思える文章を選んでください。

そのような文章を選ばないと書写することがつまらなくなってしまい長続きしません。

また、自分にとって意味のない文章を書写しても、自分のためになりません。

意識してゆっくり書く

近年速読が話題となっていて、文章を早く読むことに注目が集まっています。

ただ、速読を行ってその文章の内容がしっかり頭の中に残るのであればいいのですが、多くの場合、文字面を追っているだけで、肝心の内容が頭に残っていないことが多いように思います。

自分も速読にはとても関心があっていろいろな書籍を読みましたが、どんな速読法を試しても上で述べたように内容が頭に残らない状態となってしまいました。

せっかく見つけたお気に入りの文章です。

しっかり自分の頭の中に刻み込んでおきたいじゃないですか。

意識してゆっくり書く

そこでおすすめしたいのが、意識してゆっくり書くことです。

文章が伝えようとしている内容をゆっくり探求しながら書き写してみてください。

ただ文字を読むより、もっと深くその内容が自分の身体に刻み込まれるはずです。

(注意)
マインドフルネスの効果を得るために書写をする場合は、文字を書くことのみに没頭する状態を作りたいので、文章の内容に意識が向かないように注意する必要があります。

無理のない範囲で行う

書写を行うときは無理のない範囲で行いましょう。

最初から飛ばしすぎるのはよくありません。

1文でも1分でも良いので、無理のない範囲で行ってみてください。

大事なのは長い時間を費やすことや大量の文章を書き写すことではなく、継続することです。

続けるために無理のないボリュームとペースを探りながら少しずつ書写してみてください。

書写したものSNSに投稿してみる

書き写した文章をSNSに投稿するのも良いでしょう。

というのも、SNSで「#朝活書写」を検索してみると、たくさんの投稿が出てくるんです。

SNSを利用することで、同じ趣味を持つ仲間とつながることができ、他の人のお題や作品を見ることで新しい発見もあるかもしれません。

「夜活書写」もアリ!

朝活書写から少し話題がそれるかもしれませんが、「夜活書写」というのもあります。

朝やることによるメリットは上記で述べましたが、夜やることによるメリットもあるんです。

夜の静かな時間に書写を行うことは、1日の終わりにリラックスし、心を落ち着ける効果があるので1日の疲れやストレスを和らげる時間になります。

また、その日の出来事や感じたことを振り返り、内省する時間とすることもできるのです。

例えば、朝活書写では、「朝の新鮮な気持ちで始めることで、一日がスムーズに進む」という効果があります。

「夜活書写」もアリ!

一方、夜活書写では、「一日の終わりにリラックスして心を整理する」という効果があります。

自分は夜活書写をやるときは、お酒を飲みながら書写していることが多いかもしれません。

このように穏やかな気持ちで書写ができるのが夜活書写の魅力です。

ただし、朝活書写も夜活書写も、それぞれのメリットを生かして行うことが大切です。

自分のライフスタイルに合った時間帯を選び、無理なく続けることが重要です。例えば、朝に時間が取れない場合は、夜活書写を選ぶのも一つの方法です。

逆に、夜に時間が取れない場合は、朝活書写を試してみると良いでしょう。

最後に、どちらの時間帯で行うにせよ、書写の習慣を続けることが大切です。

朝活書写でも夜活書写でも、自分のペースで無理なく続けることで、心と体のバランスを整え、生活の質を向上させることができます。

このように、朝活書写と夜活書写にはそれぞれの特徴とメリットがあります。

自分のライフスタイルや目的に合わせて、最適な方法を選んで書写を楽しんでみてください。

朝活書写におすすめのノートやその他文房具について

朝活書写におすすめのノートやその他文房具について

ここからは書写に使う道具について掘り下げていきます。

上記でも少し述べましたが、使用する道具はなるべく自分のお気に入りの道具を使うすべきだと自分は考えています。

少しでも使いにくいところがあると、それが気になって雑念となり、書写に集中することができないし、結果として続けることができなくなる可能性が高いからです。

よって、気持ちよく書写ができる道具を選ぶことが肝心です。

今は使い勝手の良い文房具がたくさん発売されています。

人それぞれ好みがあるので、実際に使ってみて選んで欲しいのですが、数ある文房具から至極の逸品を探し出すのも大変なので、道具選びのコツと合わせて、実際に自分が使ってみて気に入った道具をまとめてみました。

もし道具探しに迷っている方がいれば参考にしてもらえると幸いです。

  • 朝活書写におすすめのノート
  • 「書写=贅沢な時間」を演出するための万年筆
  • 手帳で朝活書写するならほぼ日手帳がおすすめ

朝活書写におすすめのノート

書写をするのに個人的におすすめしたいノートはこんなノートです。

  • 180度フラットに開くこと
  • 裏移りしないこと
  • A5ノートもしくはB5ノート

具体的なノートをあげるとすると、個人的には「MDノート」が良いと思っています。

このノートは、書き心地にこだわったMD用紙を使用しており、裏写りやにじみに強いのが特徴です。

また、糸かがり綴じを採用しているため、ノートが180度にフラットに開くので、書写をする際にストレスなく書くことができます。

MDノートはA5サイズは用意されていますが、B5サイズは用意されていません。

A5サイズのノートで書写を始めたい方には、このノートが最適かと思います。

どうしてもB5サイズじゃなきゃイヤという方には、「ニーモシネ N104JP」をおすすめします。

こちらのノートも裏写ししにくく、どんなペンで書いても書き心地の良い用紙が使用されています。

リングノートなので180度フラットに開くことも可能です。

ただ、ニーモシネのB5ノートはドット罫のものしかラインナップがないのが難点。

A5ノートであれば横罫、方眼、無地が選択可能です。

「書写=贅沢な時間」を演出するための万年筆

書写に使う筆記用具は何を使ってもかまいませんが、個人的には万年筆を使うことをおすすめします。

最近はPCで文字を書くことが増えていて、筆記用具で文字を書くという機会が減っています。

使われる筆記用具もシャープペンやボールペンがほとんどなので、万年筆で文字を書くなんて言う人はかなりの少数派なのではないでしょうか。

でも、万年筆の書き心地は他のどの筆記用具にも勝るものがあります。

書いていて気持ちが良いという体験を味わえるのが万年筆の醍醐味。

「書写=贅沢な時間」を演出するための万年筆

万年筆は書き続けることによりペン先が自分の書き癖に合わせて少しずつ変形してきます。

つまり、書けば書くほど自分になじむ筆記用具となるのです。

また、万年筆は使うインクも自由に選ぶことができます。

文房具店で見てもらうとわかりますが、選ぶのが大変なくらいたくさんのインクが発売されています。

お気に入りの色を数色選んで、その日の気分でインクを使い分けるということも可能です。

万年筆を使うことにより、文章を味わいつつ、書き心地も楽しむ、一粒で二度おいしい書写の時間になるでしょう。

手帳で朝活書写するならほぼ日手帳がおすすめ

ここまで、書写用のノートを作成して書写することを前提として話を進めてきましたが、仕事で手帳を使っている方であれば、手帳に書写してみるのもおすすめです。

手帳の場合は持ち運びやすさとの兼ね合いでサイズが小さくなってしまうため、多少書きにくさはあるかもしれません。

また、長い文章を書くスペースが取りにくいので、自分への格言や座右の銘、これだけはどうしても書いておきたいといった、厳選した文章を書く使い方に限定されてしまうかもしれません。

しかし、手帳に書くことの最大のメリットは見返す頻度が増えること。

手帳は予定をチェックしたりメモを書いたり、一日に何度も見るものです。

手帳で朝活書写するならほぼ日手帳がおすすめ

予定のチェックやメモ書きのついでに、書写した文章も繰り返し見返すことで、記憶に残りやすくなります。

では、手帳に書写するならどんな手帳が使いやすいかを探してみたところ、個人的に一番良かったのが「ほぼ日手帳」でした。

上記で書写に使うノートのおすすめ条件を述べましたが、ほぼ日手帳は「180度フラットに開くこと」と「裏移りしないこと」を満たすからです。

ほぼ日手帳のサイズですが、A6サイズの「オリジナル」とA5サイズの「カズン」の2種類があります。

ほぼ日手帳は裏移りしないのにとても薄くて軽い紙を使っているので、普通のA5サイズの手帳と比べてかなり薄いし、重量も軽いんです。

ほぼ日手帳と同じ構成をシステム手帳でも作ることができますが、とても分厚い手帳になってしまうし重量もそれなりになるので、持ち運びには不向きです。

「カズン」も持ち運びしやすいとは言いがたいのですが、同じ構成のシステム手帳と比べれば圧倒的に軽量なので、持ち歩いていてそれほど不快を感じることはありません(あくまで個人の感想)

書写をすることを考えるとなるべくたくさん書ける方が良いので、個人的には「カズン」をおすすめしたいところです。

また、ほぼ日手帳の最大の魅力は、その自由度の高さです。

1ページ1日分のスペースがあるため、書写のためのスペースも十分に確保できます。

書きたい内容やレイアウトを自由に決めることができるので、書写だけでなく、日々の予定やメモなども一緒に記録できます。

特にカズンを使う場合、紙面が広いので日々の予定やメモを書くだけでは白紙の部分ばかりになってしまい、見た目的にさみしくなってしまうんですよね。

その空いたスペースにお気に入りの文章を書き写すことで、紙面も埋まって手帳を使いこなしているという満足度も上がるし、書き写した文章から新たな知識を得ることもできるし、一石二鳥です。

最後に:朝活書写は心を整えるのにおすすめ。お気に入りの文章をノートに書き留めてみよう!

ここまでの内容を箇条書きでまとめます。

  • お題の文章は何でもOK(ポエム、短歌、好きな作家の本など)
  • 朝にやる理由は、脳がスッキリした状態だから
  • 文章の意味を考えずに書写を行うとマインドフルネスの状態に入ることができる
  • 文章の構成、書き方等を考えながら書写を行うと文章力をアップさせることができる
  • 精読としても書写は効果的
  • 丁寧に書写することで読みやすい文字が書ける
  • お気に入りのノートとペンで書写を行うとモチベーションが上がる
  • 書写を長続きさせるコツは無理のない範囲で行うこと
  • SNSに投稿してモチベーションを維持する方法もある
  • 夜活書写はリラックス効果がある
  • 書写には180度フラットに開くノートが良い
  • 裏移りしないノートを選ぶことが大切
  • 万年筆を使うと書写の時間が特別な時間となり得る
  • 手帳に書写する場合はほぼ日手帳がおすすめ
  • 継続することで心と体のバランスを整える
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